こういうことってありませんか?
- 同じ悩みを長年持ちつづけている
- 解決したいのに解決できずにいる問題がある
- どうしていいかわからない・どうしようもないと思っている
- 苦しくて辛い状態がずっと続いている
問題を解決したいのに解決できず、悩みつづけている状態というのは、終わりが見えなくてとてもつらい思います。
でもこういうことって多いんじゃないかなと思います。
というか問題・悩みというのはそういうものなんじゃないかなと思います。
今日はそんな、問題や悩みがいつまでも解決しない理由と解決のヒントについてお話ししようと思います。
問題や悩みが解決しない理由
結論から言います。
あなたの問題や悩みが解決しない理由は、
あなたがその問題の状態を選んでいるからです。
いや、そんなわけないやろ、こんな苦しくてつらいのに、と思われたかもしれません。
はい、たしかに苦しいし、つらいと思います。
しかし、人間の脳は原則として、快を求め不快を避けます。(快不快原則)
人間は快0%・不快100%の行動をすることはありません。
ではなぜ、不快なはずの問題の状態をいつまでも続けてしまうのか?
それは、
問題を持ちつづけるメリットがあるからです。
問題・悩みを持ちづけけるメリット
問題を持ちつづけるメリットとかないやろ、と思われるかもしれませんが、
人間はメリットがないことはしません。
例えば、「不安で頭がいっぱいになって行動できない」という問題。
不安で頭をいっぱいにして行動しなければ、失敗することもないので傷つかなくてすむというメリットがあります。
行動した結果に対して責任を取らないくていいというメリットもあります。
誰かが助けてくれるというメリットがある場合もあります。
他にもこんな例「言いたいことが言えない」という問題。
言いたいことを言わなければ、人と言い争いになることがなく平和でいられるというメリットがあります。
言いたいことを言わなければ、相手をいい気分にさせることができて一緒にいられるというメリットがあります。
言いたいことを言って、意見が食い違うことで相手が離れていって孤独になってしまうのを避けられるというメリットがある場合もあります。
さらにこんな例「アルコール依存症をやめられない」という問題。
アルコールを飲んでいれば感じたくない感情・感覚を感じなくてすむというメリットがあります。
アルコールに限らず、ギャンブル依存、薬物依存、人間関係依存もすべて同じメリットがあります。
このように解決できずに持ちつづけている問題には、必ずメリットがセットになっています。
問題を解決してしまうとこのメリットも同時になくなってしまいます。
だから実は問題を持ちつづけている状態というのは、
問題を解決するよりも、問題とセットになっているメリットを持ちつづけることを、”あなたが”選んでいる
という状態なのです。
もちろん、問題を持ちつづけていることを自分が選んでいるという自覚は、本人にはないと思いますし、
そんなこと認めたくはないと思います。
なぜなら、自分が選んでいる、自分に責任がある、と認めてしまうと、言い逃れができなくなるからです。
人のせい、環境のせい、国のせい、親のせい・・・
自分以外の何かのせいにしているほうがラクだからです。
きつい話ですが、これが現実です。
しかし、
これまで問題の状態を選んできたのが自分なのであれば、問題を解決するのも自分だということでもあります。
ここに希望があります。
どうすれば問題・悩みを解決できるか
問題を解決するためには、
- 問題を持ちつづけるメリットは何かを考える
- 問題を持ちつづけると将来どうなるかを考える
- 問題を解決して自分は未来どうなりたいか?
これを考えることがポイントになります。
先に挙げた例「不安で頭がいっぱいになって行動できない」という問題の場合で考えてみます。
不安で頭をいっぱいにして行動しなければ、
・失敗することもないので傷つかなくてすむ
・行動した結果に対して責任を取らないくてすむ
・誰かが助けてくれることもあるので自分で考えて行動しなくてすむ
といったメリットがあります。
一方で、行動しないということは、
本当に、本当に、本当に自分がやりたいことができないということです。
この状態がずーーーーーーーーーーっと続くとどうなるでしょうか?
やりたいことがやれない自分が嫌いになるでしょう。
やりたいことをやっている人を見るとイライラして邪魔したくなるでしょう。
ツイッターとかでよく見かけますよね。
人の失敗や欠点をあげつらって、自分は何もせずに人の批判ばかりしている人
いずれあんな風になると思います。
そうならなかったとしても、
モヤモヤを心の中にずーーーーーーーーーーっと抱えたまま生きていくことになります。
これが本当に自分が求めている未来なのか?
そうでないなら、自分は未来どうなりたいか?をじっくり考えましょう。
問題とセットになっているメリットを持ちつづけることを選ぶのか?
はたまた問題のメリットを手放して、自分が求める未来を選ぶのか?
自分はどうしたいか?
じっくり自分の内側に問いかけることが大切です。
問題を解決できるのは自分以外にはいない。
自分なりの答えを出すことでしか、本当の意味での問題解決はないのではないかと思います。
【参考動画】
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