燃え尽き症候群を経験していま思うこと

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自分は無敵だと思って生きてきました。

おやおや、頭がおかしいぼっちゃんがいるぞ

と思われたかもしれませんが、

はい、そこは私も自覚しています。

自分でもバカだなあ思うのですが、自分は無敵だと本気で思っていました。

そう、結婚して子どもが生まれるまでは。

燃え尽き症候群になったはなし

「りゅうはやればできるんじゃけえがんばりい」

幼い頃からくり返しくり返し、母に言われてきました。

自分は天才じゃないけど、だいたいのことはやればできる

そう根拠なく思えるのは、母の言葉が脳に刻み込まれているからだと思います。

そのおかげか、受験も、就職も、仕事も、恋愛も、結婚も、

その都度うまくいかない挫折を経験しつつも、「がんばる」ことでおおむね納得のいく、ほしい結果を手に入れてきました。

・・・なんか鼻に付くな。この書き方。

すみません。自分、無敵だと思って生きてきたもんで。

そんな、自分無敵だと思ってきた僕ですが、あるときから急に仕事に対するやる気がゼロになりました。

仕事にまったくやる気が出ず、無気力で、頭も体もどんより重い感じが断続的に2年間ほど続いていました。

医師に診てもらったわけではありませんが、症状としては完全に燃え尽き症候群でした。

そんなタイミングで、人生初めての心理セラピーのセッションを受けました。

無敵でいられた理由

心理セラピーのセッションで問題を整理していく中でわかったことがありました。

それは、

私は承認しつづけてくれる誰かがいなければ、がんばれない

ということ。

さらに、この強い承認欲求は両親との関係の中で身に付けてきたものでした。

それまでの私は自分がやりたいことをやっているようで、

実際は両親が喜ぶこと、両親が認める許容範囲内で人生のあらゆる選択をおこなってきたことにも気づきました。

私が仕事に対するやる気がなくなったときのことを思い返すと、

①上司の異動があり、仕事を自由にやらせてくれて全肯定してくれる上司から、行動を細かく管理してあまり褒めたりしない上司に替わった

②子どもが生まれて、妻の関心が子どもに向くようになった

ほぼ同じタイミングで承認してくれる人を失い、それに伴って仕事のやる気をなくしていたのです。

あとこれは最近になって気づいたのですが、

私は特に、妻に応援してもらいたい、認めてもらいたい、という思いが強いのだと気づきました。

さらに深掘りすると、

本当に恥ずかしながら、

私は応援してくれる母の代わりを、妻に求めていたのだと気づきました。

自分のやる気は、こんなにも他人に依存していて脆かったのか

とショックを受けました。

まるで、お祭りでみこしの上に乗ってるだけなのに、自分はすごいと勘違いしている人、みたいな状態です。

担いでくれる人がいて初めてみこしに乗れる

その事実に気づいていない勘違いお祭り男。

ぜんぜん無敵じゃありませんでした。

で、どうしたいのか

承認しつづけてくれる誰かがいなければ、がんばれない

という弱みが自分にはある。

それを知った上で、いま私が思うのは、

人から応援してもらえなくても、期待した承認が得られなくても、

自分のやりたいことは自分で選びたい

自分が欲しいものは自分で手に入れたい

ということ。

もちろん、人からの応援は力になる。

それは絶対的な事実だけど、

応援してもらえない、承認してもらえない、という理由で、

自分の本当にやりたいことや欲しいものをあきらめたくない。

それに、

応援してもらえない

承認してもらえない

というのは、実際は妄想かもしれない。

事実かどうかは、やってみて、確かめてみないとわからないことだから。

もしかしたら、欲しいもの全部手に入るかもしれない。

手に入らないかもしれないけど、

期待した承認が得られないからという理由で、

自分の本当の気持ちを自分で消してしまうようなことはしたくない。

いまはそう思ってます。

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