死にたくない でもいつか必ず死ぬなら・・・『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』感想

ブログ

ちょうど1ヶ月前の話なんですが、

リトリーブサイコセラピーという心理セラピーの講座で5ヶ月間いっしょに勉強してきた同期メンバーで飲み会をしました。

そのとき話題になったのが、

死について

でした。

とはいえそんな大げさな話じゃなくて、

その場には私を含めて8人いたのですが、私以外の7人のメンバーはみんな、これまで何度も死にたいと思ったことがあるらしい。

「死にたいと思ってビルの上から下をのぞき込んだけど怖くてやめた」

「死ぬ方法について調べたことがあるけどどれも苦しそうでやめた」

「ずっと死にたいと思ってた」

などなど。

死にたいと思ったことが一度もない僕からしたら本当に驚きだった。

僕が「死にたいと思ったことは一度もない」と言うと、

なんでここにいるんですか?

と笑いながら言われました。

たしかに、私たちが受講していた講座では受講期間中に心理セラピーセッションを受けられるので、参加者は問題や悩みを抱えた人たちばかりでした。

しかも、かなり重めの。

でも今となっては同期のみんなでこうして集まって楽しく飲み会をしているのだから、心理セラピーってやっぱすげえなあと思うのです。

話を戻します。

そう、私は死にたいと思ったことは一度もない。

それどころか、死ぬのがめちゃくちゃ怖い。

さらに言うと、ときどき自分がいつか死ぬんだということを考えると怖くてたまらなくなる。

同じような感覚を感じることがある人がいたらぜひ教えてほしい。

あとこの現象に名前があるなら教えてほしい。こうなってしまう理由もセットで。

でも、死ぬのが怖いってのは生物として当たり前の感覚だよな。

もし死ぬのが怖くなかったら簡単に死んじゃうからね。

最近、一冊の本を読んだ。

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス』

この本はほんとうに読んでよかった。

いまのところ今年読んだ本の中でナンバーワン。

内容を超ざっくりいうと、

お金を貯めて貯めて死んでしまうのはもったいない、それよりも生きてるうちに今しかできない経験にお金を使って思い出を作り、人生の喜びを最大化しよう

というもの。

特に心に残ったのはこの一文。

どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス

人は必ず死ぬ。

私の場合は健康に生きたとしても残り50年くらい。

もっと早くその日が来るかもしれない。

3種類の死

この本を読んで思ったのは、死は大きく分けて3種類あるなと思った。

これは私の勝手な考えで、この本に書いてあったわけではないけど。

命が尽きる死

一般的にいわれる死。

私たちはいつか必ず死ぬ。

死んでしまったらもう何もできなくなる。

誰とも会えなくなる。

考えることもできない、何もできない。

ああああああああ怖いいいいいいいめちゃくちゃ怖いいいいいいいい

経験を楽しめなくなる死

学生の自分

独身で気ままに暮らしている自分

結婚して子どもたちの親である自分

などなど、

その時々でしか経験できないものがある。

そのタイミングを逃してしまえば、もう二度と経験することはできないことは多い。

学生時代のように毎日夜更かしして友人と遊ぶとか今は仕事があってできないし、

結婚して子どもができれば、独身の頃のように気ままな生活はできない。

歳を重ねれば身体も動かなくなって、若い頃のようなアクティブな経験は少しずつできなくなるだろう。

人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス

今日は残りの人生で一番若い日。

いつかできなくなる日が来る前に、できる限りの経験と思い出を作りたい。

人間関係の死

自分と関わってくれる人たち

大切な人たちとも、いつまでも一緒にいられるわけではない。

それぞれの人生のステージが変われば、時間を作って会うことが簡単ではなくなったり、もしかすると話が合わなくなって疎遠になることもあるだろう。

家族との時間もそう。

子どもはどんどん成長していく。

私の子どもたちも今はまだ「抱っこして~」とくっついてくるけど、

いつか抱っこもさせてもらえなくなる日が来るのは間違いない。

そしていずれそれぞれに自立して、いっしょに住まなくなる日が来る。

今しかできないことを一緒にしたいし、いましかできないことを存分にさせてあげたい。

いつか一緒にできなくなったり、できるけど楽しめなくなったりする日が来るのだから。

死を意識して人生の残り時間を意識する

この本を読んで思ったのは、物事にはいつか必ず終わりがあるということ。

それはもう受け入れるしかない。

人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まる

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス

物事の終わり、死を意識すると、急に残された時間を最大限に活用したいと思えるようになった。

今しかできないことをしたい。

後悔なく生きていたい。

自分はどうしたい?

いつ、どこで、だれと、なにを、どんな風にしたい?

自分に問いかけつづけよう。

少なくともダラダラとスマホを見てる場合ではないな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました