ごきげんよう。心理セラピストりゅうまです。
今年も早いもので上半期が終わり、2025年の折り返し地点に来ました。
気持ちも新たに目標を立てたり、ここからまた気を引き締めていこうと思っている人も多いかと思います。
しかし、やりたいことや欲しいもの、目標などがあっても、
いつも途中であきらめてしまったり、いつのまにか気持ちが薄れてしまう、
という人は意外と多いように感じます。
途中であきらめたり投げ出してしまうことが、たまにあるだけならまだよいかもしれませんが、
これまでの人生を通して同じパターンをくり返しているのであれば、なにか心理的な問題が潜んでいるかもしれません。
そこで今回は「欲しいものを手に入れるためにやめるべきこと」というテーマでお話したいと思います。
欲しいものを手にいれるためにやめるべきこと
欲しいものを手に入れるためにやめるべきこと、それは、
自分に嘘をつくこと
です。
はぁ、なんか、ふつうっぽいこと言ってるな
と思われるかもしれません。
しかし、これは大事なことだと思うのでお話しさせてください。
ここで言っている「自分に嘘をつく」とは、
- 自分の本当の気持ちや欲求をごまかしている
- 自分の本当の気持ちに嘘をついている
という意味です。
恋多き男の子の話
学生時代の話ですが、当時仲のよかったある友人は恋多き男の子でした。
好きな人ができるたびに舞い上がって、とても楽しそうにしているのが目に見えてわかります。
しかし、その友人はお相手の好きな人とお付き合いできない(脈がない)ということがわかると、
途端に相手の嫌なところや付き合わない方がいい理由などを私に話してくるのです。
「あの子この前授業サボってた」
「友だちのままのほうが楽しく過ごせると思う」
「なんかおばさんっぽい」
などなど
これでもかというほどたくさんの”付き合わないほうがいい理由”を説明してくるのです。
自分の本心をごまかす心の仕組み
このように、受け入れがたい現実に対して納得できる理由を作り出す心の働きを「合理化」と呼びます。
合理化は、自分の心が傷つくことを避けるための防衛機制の一種です。
上記の友人の話でいうと、昨日まで好きだった相手のことを、今日は悪く言っているという状況であり、想像できる彼の本音は、
- 本当は好き
- 本当は付き合いたい
- 付き合えなくてつらくて悲しくてショック
- 脈がないとわかってプライド傷ついた
- みじめな自分を認めたくない
- 弱い自分を見せたくない
といったところかと思います。
これが学生時代の恋愛の話なら、かわいい思い出のエピソードですが、
合理化してあきらめる対象が、夢や目標、大切な友人や家族など、自分の人生にとって大切なものであるならばどうでしょう?
本当に欲しいものをあきらめることで得ているものと失っているもの
合理化によって欲しいものをあきらめる自分を正当化していれば、
- 失敗の不安
- みじめな思いをすることへの恐怖
- 恥を感じる恐怖
- 人に嫌われる恐怖
などを避けることができて安心できますし、短期的には気持ちはラクになります。
しかし、長期的に見ると、
- 欲しいものが手に入らない
- 自分の中に積み上がっていくものがない
- 達成感が得られない
というように、欲しいものを手に入れられない人生になってしまうかもしれません。
本当に欲しいものを手に入れるために
なので、もしあなたが本当に欲しいものを手に入れたいのであれば、
自分の「欲しい」という気持ちに嘘をつかない。
なかったことにしない。
ということが非常に重要になります。そして、
合理化してまで自分が避けたいものは何か?
と考えてみる。そして最後に、
自分はどうしたいか?
どうすれば欲しいものを手に入れられるか?
という問いを自分に投げかけてみることをおすすめします。
ずっとやりたかったことをやりたいという思いや、
自分の心に従って生きられるようになりたいという思いが出てきたとしても、
- 不安や恐怖が強くてどうしても前に進めない
- 欲しいものがあってもいつも途中で投げ出してしまう
- がんばりたくてもがんばれない
そんなときは、お話聞かせてくださいね。
必ず根本原因がありますので、そこに焦点を絞って解決していくことで、
自然と行動できるようになっていきます。