やっぱりあきらめたくない~映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想~

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スラムダンクの映画『THE FIRST SLAM DUNK』をいまさらながら見てきました。

最初はいま話題の『君たちはどう生きるか』を観る気でした。

妻が観にいって「難しすぎた」と言っていたので、どんなもんなのかと思って観ようとしていたのですが、ふと、

そういやスラダン観てない

と思い、ちょうどいい上映時間の回があったので観ました。

元バスケ部としてはこれを見逃すわけにはいきません。(ならもっと早く観ろよ)

結果、大当たりでした。

最初から心をわしづかみにされ、最後まで心揺さぶられる最高の映画でした。

あまりにも感動しすぎて、

くそ・・・なぜオレはあんなムダな時間を・・・

(意味:もっと早く観とけばよかった)

ってなってます。

すでに観た人ならわかると思うんですけど、

劇中で音声が一切なくなるシーンがいくつかあって、

そのたびに会場が

シーーーーーーーーーーン

と静寂に包まれるんですよ。

観客が咳をしたり動いたりする音も一切なく、

大丈夫?みんな息してる?

ってくらい会場全体が映画の世界に没入していて、

「息を呑む」とはこういうことかと思いました。

ストーリーとか考察とかは詳しい人たちが書いてくれてると思うんで、

僕は極めて個人的な感想を書こうと思います。

映画を観終わった直後はもう完全に圧倒されて、座席からなかなか立ち上がれなかったのですが、

帰り道にジワジワと思ったのは、

僕は最近、

ただ純粋に楽しい!おもしろい!

と感じるようなことをやっていなかった、ということに気づきました。

日々、仕事をして、家に帰れば家事や子どもたちのお世話をして、

それ以外の自分の自由に使える時間は、

何か自分のためになることをしたい

と考えて、

筋トレしたり、心理の勉強をしたり、ブログを書いたりと、

なんていうか・・・

まじめか!!

とツッコミたくなるような生活をしていました。

もちろん筋トレも、心理の勉強も、ブログも、誰に言われたわけでもなく、自分がやりたいからやっているのは間違いないんですが、

ずっと頭の使いっぱなしで、

〜したほうがいいか?

〜すべきか?

そんなことばかり考えていて、いつの間にか視野が狭くなっていました。

心をおいてけぼりにしていました。

スラムダンクを観てそのことに気づきました。

頭の使い過ぎは息が詰まる。

アソビやゆとりも大事。

たまには日常を忘れて楽しむようなことしようと思いました。

でもそれを踏まえた上で、

やっぱり僕はこういう暑苦しいくらいの熱血系が好きで、好きなことに熱くなって没頭したい

と思いました。

というか、思い出しました。

「思い出した」というくらいなので、

忘れていたんです。いつの間にか。

中学時代に何十回もマンガで読んだシーンが映像とともに蘇ってきて、

散々、心をゆさぶられたあとに残ったのは、

熱くなりたい

でした。

これまでを思い返してみると、

受験だったり、仕事だったり、筋トレだったり、その他でも、

そのときどきで熱中して夢中になって何かに打ち込んでいるときこそが、

人生のハイライトのように輝いていたなあと思います。

日常生活とのバランスを考えつつも、自分が夢中になれるものを求めることを諦めたくないと決意を新たにしました。

あと最後にこれだけは言わせてほしいんですど、

「聞こえんのか?あ?」

映像で見たかったあああああなんでないんやあああああ

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