心理セラピーとはなにか?日本ではあまり知られていない心理セラピー

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リトリーブサイコセラピーの心理セラピスト養成コースである

ハイパートレーニングコース

3ヶ月目の2日目

リトリーブサイコセラピーの大きな特徴のひとつである

感情・感覚の扱い方について学びました。

傾聴をメインで行う心理カウンセリングと心理セラピーの一番の違いが、

感情・感覚を扱うか否か

です。

心理セラピーでは感情・感覚を扱います。

(心理カウンセリングの定義は曖昧なので一概にはいえませんが。と断っておきます)

さて、

感情・感覚を扱うとはどういう意味か?

一言でいうと、

本人にとって悪影響を及ぼすような感情・感覚の影響を小さくし、

事実をありのままに見ることができるようにすることです。

これが、

感情・感覚を扱うとはどういう意味か?

心理セラピーとはなにか?

に対する答えです。

わかりにくいと思うので、詳しくお話しします。

感情・感覚を扱うってどういう意味?

私たちが何か行動を起こすとき、

まずどのような行動を取るか頭の中で考えて、選択し、行動に移ります。

この選択に大きな影響を及ぼすのが、感情・感覚です。

人はどれだけ論理的に考えて正しいと判断したことでも、

感情、そして感覚的にやりたくないことは行動に移すことはできません。

このように、私たちの思考、行動に大きな影響を及ぼしているのが感情・感覚です。

あるできごとに対して、

「好き」と思うか、「嫌い」と思うか、なんとも思わないか

どのような感情や感覚が湧いてくるかによって、

その人の世界の見え方が決まり、行動が決まります。

くり返しになりますが、心理セラピーで「感情・感覚を扱う」とはどういう意味かというと、

本人にとって悪影響を及ぼすような感情・感覚の影響を小さくし、

事実をありのままに見ることができるようにすることです。

感情・感覚はいかにして生まれるか?

感情・感覚というのは、実は幼少期の養育者との関わりの中で、パターンが作られていきます。

たとえば、

「お前はダメなやつだな」

と両親から否定されつづけた人は、人から見られる場面になると、

「人は私を悪く評価する」

と恐怖を感じやすくなるかもしれません。

「かんばりつづけろ」

と言われていた人は、がんばっていない自分に対して、

「がんばっていない自分はだめだ」

と罪悪感が湧いたり、焦燥感が湧いてきたりするかもしれません。

このように、人にはそれぞれ、幼少期に身につけた感情・感覚の反応パターンがあります。

この感情・感覚の反応パターンが、大人になったときに悪影響を及ぼすことが多々あるのです。

たとえば、

「人は私を悪く評価する」

という恐怖が強ければ、人間関係が怖くなって、自分を取り繕っていい人のふりをしたり、

それができなければ、人間関係を避けるようになるかもしれません。

「がんばっていない自分はダメだ」

という意識が強ければ、がんばりつづけて体や心を壊してしまうかもしれませんし、

がんばれなくなった自分を責めて、うつのような状態になってしまうかもしれません。

感情・感覚が事実の歪んだ解釈を生む

そんでね

「人は私を悪く評価する」というのも、

「がんばっていない自分はダメだ」というのも、

事実じゃないんですよ。

全員が全員、悪い評価をしてくるわけではありません。

いい評価をする人、悪い評価をする人、どうでもいいと思う人、色々いるのが現実です。

がんばっていないと死ぬわけではありません。

がんばっていなくても、ここ日本ではそう簡単に死んだりしませんし、仕事もたくさんあります。

事実は事実でしかなく、解釈は無限にあります。

事実の解釈しだいで、自分の可能性を狭めることもできるし、無限に広げることもできます。

すべてはとらえ方しだい

心理セラピーで感情・感覚を扱うとどうなる?

幼少期に身につけた感情・感覚の反応パターンは、事実の歪んだ解釈につながります。

幼少期に受けた暴力、否定、罵倒、差別、ネグレクト・・・

不適切な関わりの中で身につけた不適切な感情・感覚の反応パターンがあります。

そこには、

自由に好きなことをすると叱られ叩かれた恐怖

都合よく利用されていた怒り

大切にしてもらえなかった悲しみ

関心を持ってもらえなかったさびしさ

親に愛される日は永遠に来ないという絶望

さまざまな感情が、体験とセットになってトラウマとして残っています。

人間が一番感じたくない感情たちが、開放されないまま残っています。

大人になった今も、脳と体の記憶として残りつづけている感情・感覚、

これらを心理セラピーによって開放すると、

ありのままの事実を見られるようになる

親との関わりの中で生き抜くために身につけた感情や感覚ではなく、

自分が本来、感じていた感情や感覚を感じられるようになる

自分の素直な感情を感じて、受け入れて生きていくことができるようになる

その手助けをするのが心理セラピーであり、

感情・感覚を扱う

ということです。

ハイパートレーニングコース3ヶ月目を終えて

日本ではまったくといっていいほど、広まっていない心理セラピー

僕自身がセッションを受けてきて、

出口が見えなかった生きづらさが小さくなり、

心理的に自由になった体感があるからこそ、

もっと多くの人に心理セラピーを受ける機会を提供したい。

そのためにも、

もっともっと力をつける。

知識を積み上げ、

トレーニングを積み、

そして自分自身の未完了の問題と向き合いながら、

心理セラピストになっていこう

そう決意を新たにしたハイパートレーニングコース3ヶ月目でした。

【参考記事】

今回、講師をしていただいた喜多村純子先生の記事

『過去の感情を終わらせる事が大事な理由』
リトリーブサイコセラピーと言う心理療法を使って自己肯定感を育てて自分の人生を生きられるようになるお手伝いをしています。大...

同期の山崎稔さんの記事

『【実話】衝撃の初回セラピーとその後の変化~ハードモード脱却編~』
こんにちは。 200日後に心理セラピストになる山崎稔です😊    「これで変われなかったら 今度こそ...」   決死の...

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